わたしの音楽の趣味は、中学生の時にお兄ちゃんからもらったipod classicにすべて影響を受けている。
いわゆる”おふる”で、当時お小遣いの額が同級生の中でも低かった(たしか)私は、CDをかりることも買うこともなかなか簡単にはできなかった。
中学生の私はどのくらいお小遣いが少なかったかというと、同級生でディズニーランドに行ったときは、ディズニーの高すぎる食べ物類をたくさんは買うことができなくて、ポテト一つをひたすら噛み続けて一日をしのいでいたくらいだった。正直悲しかった。私だってポップコーンとか、チュロスとか買いたかった。
私と同じ額をもらっていたはずのお兄ちゃんたちは、ゲームももっていたし、ipodも持っていたのってなんでなんだろう。私はなんでお小遣い少なく感じていたのだろうか…?不思議だ…。
お兄ちゃんからもらったipod classicには中学時代に死ぬほど傾倒したBUMP OF CHICKENや、ASIAN KUNG-FU GENERATION、チャットモンチーから、筋肉少女帯とかNUMBER GIRLも、洋楽はビートルズやDeep Purple、Oasisなんかも入っていて、わたしは夢中になって音楽を聴いたものだった。
夏になると思い出す、くるりの話でもしてみようかと思う。
中学生でipodをもらったときからくるりが大好きで、一番最初に狂ったように聞いていた曲は多分「WORLD'S END SUPERNOVA」だった。
のちのち、2004年の武道館のライブ映像をYOUTUBEで見まくっていたと思う。ドラムがクリストファーのやつ。
アルバム「WORLD'S END SUPERNOVA」が発売されたときの「ROCKIN'ON JAPAN」をブックオフで買って読んだものだった。懐かしい。
昔はROCKIN'ONに乗っているいわゆる邦楽ロックアーティストをロキノン系と呼んでいたことがあったけど、今はもう死語なのかな…。
音楽雑誌でいうと、昔は「MUSICA」もよく買っていたなと思う。
今日、ちょうど長時間車を運転していたんだけど、偶々ながしていたFMラジオでドレスコーズの志磨遼平がでてきて話をしはじめたので、ウワ!お母さん!志磨遼平だよ!と思わずテンションが上がってしまった。(てか今日初めて首都高運転したんだけどマジで怖すぎた。高速なのにカーブ多すぎ。)
MUSICAでSWEET LOVE SHOWERという、SPACE SHOWER主催の夏フェスで、何回目かの特集の志摩遼平がかっこよすぎて雑誌を切り抜いてとっておいていたのが、MUSICAの一番の思い出だった。
夏になんで、くるりを思い出すかというと、私が初めて買ったくるりのCDが「everybody feels the same」だったからかもしれない。そしてはじめてくるりのライブに行ったのも、そのシングルが発売された記念に、代々木公園であったフリーライブだった。
暑い、夏の日だった。
2012年だから、高校一年生かな?
やっぱりそのときも一緒に行ける人がいなかったのか、ライブには一人で行った。
広い代々木公園で、平日の夕方なのにたくさんの大人がいるなーと思った気がする。
フリーライブなので、無料。無料のライブなのにがっつり1時間弱くらい、数曲しっかり演奏して、たしかアンコールにもこたえてくれた気がする。
そして、とにかくとにかく「ばらの花」がサイコーによかった。
岸田はめちゃくちゃ嬉しそうだったのを覚えている。ファンファンのトランペットもめちゃくちゃかこっよかった。
すごい、とにかく素敵な、夏のフリーライブだった。
外だから、ちいさいフェスみたいな感じで、暑くて、でも楽しくて、日焼けなんてどうでもよくて、汗のにおいがして、音楽はとまらなかった。
ライブの帰りに、twitterで知り合った男の子とコンビニで待ち合わせして、アイスをたべながら駅までかえって、ライブの余韻を話し合っていたのもいい思い出だ。(当時の私は意外と大胆にも、twitterで音楽好きなひとと友達になっていたりしていたのだ。)
そのこはNUMBER GIRLも好きだったな。げんきかな。めちゃめちゃ頭のいい高校で、そのあとめちゃめちゃ頭のいい大学に進学していたな…笑
夏になるとあのフリーライブを思い出して、「everybody feels the same」と「ばらの花」が聞きたくなる。
今日はとにかく東京はめちゃくちゃ暑くて、車を運転した帰りにスーパーで、のどが渇きすぎていたので、おかあさんはドクターペッパーを、私はジンジャエールを買って飲んだ。ジンジャエールはこんな味だっただろうか。