週刊モモ

週刊とかあまりにも無理だった

ラジオの思い出

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私がラジオを聞き始めたのは、たぶん中二の時。

学校の技術の授業で、ラジオをつくったのがきっかけだった。

 

ハンダゴテで、配線をくっつけてつくった防災用ラジオ。

上部にハンドルがついていて、そこをぐるぐるまわすと自家発電して電気がなくとも、

ラジオがきける仕組みになっていた。

 

しかも、携帯電話を接続すれば充電もできるタイプのやつだった。

当時はiPhoneなんで周りのひとは誰も持っていなくて、みんなガラケーだった。

私にいたっては、ガラケーすらもっていなかったので、その部分は全く必要なかったのだが、

docomoausoftbankすべてのタイプの端子に対応していて、それを携帯に接続して、ハンドルをぐるぐるまわすと携帯の充電ができた。

当時、ガラケーをもっていなかったのに、仕組みに感動した。

 

電気ぜんぜんいらねーじゃん!!

とおもった私は当時から、地球温暖化をめちゃくちゃ恐れていて、将来を絶望しまくっていたという、さくらももこのような少女だったので

このラジオを精いっぱい使って生きていこうと思ったのだった。

 

ちなみに節電・エコ思考はいまだにそうで…。マジで意識が高いとはではなくて、ただただ単純にビビりでめちゃくちゃ心の中では恐れいているってだけ。

夏はマジで極力エアコンは使わない、もしくは設定温度が高い。

中学生のときから、部屋に友だちがくるとわりと嫌がられたことがあったので、夏はあまりうちに遊びに来ないほうがいい。

(ときどき来客に気を使ってきちんとエアコンをいれるときもあるよ※)

 

最近こわいなとおもうのは、北極とかの氷がとけまくって、その中に長年眠っていた未知ウイルスとかが、空気中にでてきてしまうというおそれがあるという話。(ごめん、これはまじで所説あると思うのでとりあえず私の言っていることは信じないで。)

パンデミックはマジでファックなコロナでもうさんざんだよ…。二度と起きないでくれ…。

 

カナダで46度とか、47度とかを観測したというニュースが最近流れてきて

去年メルボルン40度の気温で息をするのも苦しくて、熱中症でぶったおれた記憶があるのでほんとうに恐ろしすぎると思う。

 

 

ま、そんなこんなで、私は本当に、全く電気を使わずにほぼ毎日ラジオを聞いていた。

月曜から土曜まで聞いていた。

日曜のラジオは、意味の分からないラジオドラマばかりで死ぬほどつまらねえと思ってきていなかった。(個人の感想です。)

私の家はあまりニュース以外のテレビをあまり積極的に見ない家庭で、その分夜の時間は結構余っていたからなのか、私はラジオにドはまりした。

 

そして、毎日毎日ハンドルをぐるぐる回して、聞いていたのだ。ラジオを。

 

はじまりは午後9時か10時くらいから、一番長いとオールナイトニッポンが終わる午前3時まで聞いていた。

ぐるぐるまわして、だんだん一時間ちょっとくらい経つと、だんだん音が小さくなってくるので、また回して、というのを繰り返していた。

 

だいたい、日本放送を聞いていた。毎日ミューコミプラスを聞いていたし、土曜日の福山雅治魂のラジオも聞いていたし、ミューコミオールナイトニッポンの間のよくわからないKAT-TUN10分くらいの番組もきいてた。

内容は結構覚えていないけど、オールナイトニッポンがあってよかったな…と思うくらいだったので、いきものがかり吉岡聖恵とか、城田優とか、ゆずとか、小栗旬とかきいてた。ちなみに全然ファンでもなんでもなかった。

 

日本放送がつまんなかったら、文化放送を聞いていた。

途中でTBSラジオもおもしろいと気がついたときもあったけど、だいたい日本放送をきいてればまちがいなかった。

 

 

ある日ハンドルを回しすぎて根本から、ボキッとハンドルが折れた。

絶望した私に、優しいクラスメイトが自分のつくったラジオを譲ってくれた。

クラスのなかで、私だけがあのラジオを使い倒していた。

 

さすがにふたつめのラジオのハンドルが折れたときに、ハンドルを回し続けようという心意気も折れた。

あきれたお母さんがコンセントタイプのラジオを私に与えてくれた。

 

 

追加で、ハンドル自家発電ラジオのいいところは、寝た後はラジオが自然と消えるところだった。ハンドルを回さなければ、ラジオをは流れ続けないから。

朝までラジオをつけっぱなしにしているのは、よくお母さんに怒られていたきがする。

 

先ほどオールナイトニッポンをよく聞いていたといったが、結構途中で寝てしまうことが多かった。コンセントにつないだラジオからは、音声が流れ続けるので寝ながら聞いていたことになる。

あのころ、ラジオをつけたまま寝てしまったとき、夜中にふと目が覚めると、絶対に聞こえてくる音声が「くりまんたろうのオールナイトニッポンR」だった。

まじでくりまんたろうって誰だ…とおもいながら再び眠りについてた。

ふと目が覚めると絶対「くりまんたろう」だった。あの経験は何だったのだろう。

 

いまでも毎回そこで絶対目がふと覚める…ということがあって、オードリーのオールナイトニッポンでいうと、「死んでもやめんじゃねーぞ」のコーナーが始まる直前の、ビトタケシ浅草キッドのジングルがそのタイミングだった。本当にいつも同じところで目が覚めるのはなんでなんだろう。

ちなみにオードリーはラジオにはまっているときにちょうど第一回放送があったのをすごい覚えている。もう12年も前だと思うと時の流れは恐ろしい。

 

 

受験が終わって聞く頻度が減って、大学からはあまり聞かなくなってしまった。

興味が他のところに行ってしまったからかなあと思う。

いまではオードリーはまあまあちゃんと聞いてるけど、他はちょくちょくオールナイトニッポンをきくくらいだ。

あのころは、日本放送のオールナイトニッポンと、TBSのJUNKの時間がかぶっていることがもどかしくしょうがないくらいだったのに。

 

 

一番好きなラジオ番組は絶対にくりぃむしちゅーのオールナイトニッポンだった。

ラジオにはまった私に、兄が教えてくれた番組だった。

 

私がラジオを聞き始めたときにはもうすでに終わっている番組だった。

過去の音源をダウンロードしてめちゃめちゃ聞いた。

何回も何回もくりかえして聞いた。高校の通学途中とかに聞いていた。ますだおかだのますががゲストで、ずっとプロレスの話しかしていない回以外、くりかえして聞いた。

この次の次は、この話がくるよな、と内容をすっかり覚えるまでになった。

あれ以上におもしろいラジオ番組はない。

 

 

日本放送の周波数はAM1242で、ツマミを回して合わせていたのをいまでも覚えている。iPhoneで簡単にきけてしまう今ではもうできないことだなあ。