週刊モモ

果たして週刊でお届けできるのか

睡眠薬を飲むときはね

気持ちの悪い春だ。

25℃になったり15℃になったりする春だ。

強い雨と冷たい風がどこからかわからない上や横から降ってくるときもあれば、手が透けてしまうような強い日差しが照っていることもある春だ。

 

 

だいたい半年くらい前から不眠に悩まされている。

寝られない理由は自分でもわかっていて、とにかく思考をやめられなくて頭が冴えてしまうからである。

体は疲れているのに、寝られないのはだいぶ辛い。

頭だけが自分のもので、身体は別のものみたいだ。本当にわたしの身体はわたしのものなんだろうか?

 

いつも考えることは一緒だ。生きる意味みたいなことをどうしても考えてしまう。そしてその意味を求める行動ができているのだろうか、と答えのないことを考えているのは自分でもわかっている。

人との関わりが恐ろしくて少し距離を置きたいと思っているのに、誰かに抱きしめてもらいたい夜があることは事実だ。

 

 

 

病院で睡眠薬を処方してもらっている。

薬を飲んで自分を押さえつけるのは、なんだか正常ではないなあと思う。

誰しも悩んで寝られない夜だってあるはずで、自分を落ち着かせて、どうにか寝ていたり、朝を迎えたりすることがあるだろう。

でもわたしは寝られない恐ろしさに勝てなくて薬に頼ってしまう。もし朝まで寝られなかったら、と思うとわたしの安い安い涙が出てきてしまう。

 

寝られない夜は、爪と皮膚の間から、瞼の隙間から、暗闇が私を刺してくるようで、まるで心臓と首を掴まれているみたいな息苦しさを感じる。

死ぬ恐怖みたいなものと似てるんだろうか、いや、そっちの方がもっと恐ろしいとわかっている。

枕元で流れているラジオは、よくわからない人たちの言葉だけが聞こえいてくる。音声としてしか耳に入ってこないので、何を話しているのかが全くわからない、頭に入ってこない。

聞いてるはずなのに、聞いていない。どうしてこうなってしまったんだろうとさらに思いに耽る。

 

思いに耽ること自体は悪くないことなはずなのにわたしは自分を責めてしまう。そして弱者であることをなんらかの形でアピールしてしまう、いまこうやってブログを書いているように。

わたしのブログを読んで、あなたはどう思う?

 

 

わたしの足元で一緒に寝ているねこは私の悲しみを幾許か吸ってくれるかもしれない、と思ったりする。

でもねこが吸ってくれる悲しみなんてほんの僅かだ。わたしなんか気にもせずベッドから降りてねこは窓際に行き外を眺める。

結局は悲しむ私が悪いのだ、と思う。

 

 

ベッドから起き上がってスタンドライトをつける。

机の上に置いてあるピルケースの中の睡眠薬を手に取る。

錠剤を押し出して銀色のフィルムから取り出す。

洗面所に行ってコップに水を注いで、左手を口に持っていって錠剤を放り込む。すぐに右手のコップで水を口に入れて流し込む。残った水を洗面所にすててコップを置く。コップを置くコンという音がする。部屋に戻る。

 

飲んですぐに何かが変わるわけではなく、欠伸が出て眠くなるわけでもない。ただ、飲んだ後はもうすぐ訪れる眠りへの期待と安心に包まれる。

眠いなあもうすぐで寝るなあって考える時間も与えられることなく、30分もすると睡眠薬は急に私に深い眠りを与えてくれる。

何も考える必要がなくてとっても楽だ。

でもその分、睡眠という生活の一部が不自然なかたちであることになんとなく後ろめたさを感じてしまう。

 

 

 

 

最近(数週間くらい前)からラクト・ベジタリアンになってみた。ビーガンは全ての動物性食品を食べないひとたちのことで、ラクト・ベジタリアンは乳・乳製品を食べるひとたちのことだ。わたしは家では卵と肉と魚を食べないようにして、野菜と豆腐ばっかりを食べてる。牛乳はスムージーを飲むし、ヨーグトも腸内環境を整えるために食べたいからビーガンにはなれないかなあとなった。

もちろん動物のことを考えてっていうのもあるけど、野菜を中心にごはんを食べると単純に体の調子がいいってのがある。これが食で体を整えるってことかあって感じだ。

寒暖差にも、花粉にも身体が敏感に反応してしまう春は苦手な季節なんだなあと最近認識した。さまざまな手段で、すこしでも自分をいい方向に持っていかないとわたしはすぐにいろんなものに潰されて、死にかけてしまう。メンタルも、体調もだ。

 

友達と会う時とかは気を遣ってもらうのもアレなので普通に気にせず食べてる。てかこの間もふつうに友だちと焼肉屋いっちゃったし。オイオイ。

まあつまりベジタリアンと言えないんだろうなあ。でも少しでもいろんな立場の人を想像してみたい。とはおもってるからその助けくらいにはなるといいな。そんな甘いもんじゃないかもしれないけど。

 

無理だなあ餃子とか麻婆豆腐とか食いたいなあってなったら(なぜか思い浮かぶのはいつも中華)前みたいな普通の生活に戻るかもしれない。とりあえずやってみてるって感じ。そんなもんだ。

 

 

なんだか暗いことを書いてしまったが、最近は前よりは全然寝られてる。薬を飲まなくてもいい日も全然ある。

暗い気持ちの時の私はなんなんだ!?となるくらい元気で明るい時もある。

でもわたしは暗い時のわたしともうまく付き合っていかないといけない。

 

 

とりあえず一旦は自分のために生きたい。

色々やってみたい。会いたい人にも会いたい。買いたいものも買いたい。読みたい本もたくさんある。

そしてひとまず実家から出てみる予定がある。

薬に頼らないように、少しずつ、わたしはわたしなりの方法で自分を組み立てないといけないとおもってるよ。

 

 

ちなみに今日の夕飯は湯豆腐。

今日の東京は寒いほうの春だったからね。