週刊モモ

週刊とかあまりにも無理だった

COMITIA149後記

 

もう二週間ほど前ですが、コミティア149終わりました。買っていただいた方、改めてありがとうございます。

ブログの読者の方や、Twitterのフォロワーの方への郵送分も一旦全部送り終わりまして…。不慣れでいろいろご迷惑をおかけした部分もあったかと思いますが、受け取っていただきましてありがとうございます。

 

yummy-13.hatenablog.com

 

 

ありがたいことに本は完売しました…!ほんまにありがとです。

 

…そしてちょっと考えているのですが、完売後に本欲しいと連絡くださった方もちらっとですがおりまして、増版しようかな…と思っています。もう今後こういったイベントに出るかはわかんないし(出るかもしんないけど)、こんな本でも折角ほしいといってくださった方がいるのであれば、時間がかかってしまうかもしれませんが、ヤマトとか郵送等でお送りしようかな…なーんてことを偉そうに…(ごめんなさい)思っています。

なので、あたらめて欲しいかもな方、興味ある方、せっかくだからやっぱ買っちゃおうかなみたいな方がいらっしゃいましたら、こちら(yahariyappari.ne@gmail.com)までメールください。なるべく発注の冊数も多いほうがいろいろと嬉しいので(すんません)、遠慮なくご連絡ください。でもちょっと時間かかっちゃうかもしれません、ご理解いただけますと大変助かります。あと既に購入の方も、本の感想など(もちろんムリして送んなくてもいい)も…もらえたら超嬉しい(自我出ちゃった)。

 

本の値段は同じく500円、送料は匿名配送とか方法によって変わるかもで最低限くらいはちょびっといただくとは思いますが、よろしくお願いいたします。

人に買っていただくのは本当に心から嬉しい気持ちと、あと急に深夜に急に恥ずかしくなって「わたしの本買ったひと全員記憶なくしてくれ!!」みたいな気持ちが混ぜこぜですが、結局は買ってもらえればHAPPY(当たり前)って感じです。よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

以下、どたばたコミティア後記です。いつもと文体違うしわたしの昔のブログみたいな口調が混ざっていますが、悪しからず…。

 

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と、いいますか、完売って…カッコよく言ったって…いやいや、もともとそんな冊数を刷っていないので、当たり前のことかもしれないけど…!しかしながら、コミティアってそんなに売れないイメージを勝手に持っていて、Googleのサジェストで「コミティア」って入れると「売れない」ってでてくるし、相ちゃんも一冊しかうれてないしうららも最後に二冊だったし(でも二人とも冊数の問題ではなかったのよね、もちろんそうですよ!!)。

 

 

しかもわたしは漫画とかステッカーとかポストカードとか、見た目でわかりやすくかわいかったりとかはしないもので、中身をちゃんとじっくり読まないとどんな内容かわからない本だったので、かなり心配だった。

ブログの読者さんやフォロワーも多くない(そもそもTwitterはブログ宣伝用じゃない趣味垢)ため、どうなんだろう…この冊数でも刷りすぎたかな…なんて思っていたり。

 

 

 

 

しかし当日は来た!!

アー!来ちゃった!

わたしが「なんかわたし本作ってみたいかも」と決めたときにはじめてLINEを送った友人がいて、文章を書いてるときもその子にいろいろ相談しながら本を作っていましたが、その子も一緒に売り子をしてくれるとのことで、一緒に朝から国際展示場へ。ずいずい。

前も書きましたが、即売会に出ることは初めて。友人の付きそいでとかなら手伝ったことはありますが、あまり慣れ親しんだものでもないのが正直なところ…。とにかくやってみるしかないぜ!という気持ち(やったる、やったるで~!!)

 

 

 

とりあえずビッグサイトまで走るわたし。

(はしるから写真撮って!!と友人に頼んだ、実際走ったのはもちろん数十メートルです)

 

 

 



 

サークルチケットを渡し、入場、、、。自分のブースに行って隣の方に挨拶を(つーか友人が率先に挨拶してくれてわたしはわたわたと続けてコンニチハって感じだった)。

 

持ってきた布を机にかけたり、本を並べたり、おつりを準備したり、POPを書いてみたりして準備オッケーかと!あゝ緊張。

来栖と宿儺のアクリルスタンドみたいなやつがあるけど、これは先日呪術展のグッズのランダムでひいた二人です。ごめん、わたし脹相が欲しかったんだよね…。

販売する本一種類しかないしさみしいので置いてあるだけ。友人もなんと来栖を持っているので、というかそもそも友人が来栖×2と宿儺飾ろう!!と言ってきたのに、友人は来栖を持ってくるのを忘れていた。わたしは前日からリュックの中に入れていたというのに…。

 

 

 

 

 

 

コミティアが開始の放送が流れるとともに、ぱちぱちと拍手で始まることは「これ描いて死ね」と「メタモルフォーゼの縁側」で予習済み。わたしはアホみたいな顔でぱちぱちしていたところ、入場開始と同時にたくさんのひとがダッシュで入場してきて、わたしはそれははじめてみる光景だったので、いやはや、やはりそういうものなのか...という感情。

 

 

わたしは初参加なので、もちろんのこと狭い道の一角のテーブルでこれまたアホみたいな顔のわりにドキドキしながら座ってた(開場当初は友人はわたしが欲しい本を買いに行ってくれました、感謝)。道を挟んで向いのテーブルでは、世界観がまとまっている感じで、犬猫やクマ等の動物のステッカーや冊子やらアクスタやら、たくさんの種類のかわいらしいものを売っている方々が...。

こういうのは足が止まりやすくて、何を売っているのかわかりやすくていいよな…。そう考えるとわたしの本、買ってくれる人なんて本当にいるのかな!?いや、覚悟はしていたけど(来てくれると約束してくれた人以外で)一冊も売れないなんてこともあるよね!?

 

 

急に不安になるわたしの元に友人がもどってきた…おかえり…。そうしてふたりで並んで椅子に座っていたところ、二人の女性が来てくれて「表紙かわいい!!」と足を止めていただき…。なんと二人とも買ってくれて(一人が買って貸し借りしてくれてもよかったのに(涙))買います、と言われたときは思わず「え…!いいんですか?」と言っちゃった。それはわたしにとってのはじめての購入者に。このときは言わずもがなめちゃくちゃ感動した。

ハア!!!嬉しい!!!!!ここがステージなら全力で喜びの舞を踊っていたことでしょう…と思いながら料金をもらい、おつりを返す。

 

 

表紙をかわいいと言ってくれるかたは結構多く、表紙を描いてくれたなるちゃん(本を読んでくれたかたならわかると思いますが)には感謝です…。

 

そのあとも見本読んでみていいですか?と足をとめて、買ってくれるひともいれば、ありがとうございましたと買わずに去るひと、去ったと思ったらまた戻って買ってくれるひとも。それにしても見本を読まれているときは緊張した…。かなり汗かいちゃった。

 

 

そうやってだんだん売れていき、あと一冊ってなったのが多分13:30くらい。あれ、もしかして完売いける…!?って思っていたら最後はむかいのテーブルの素敵なステッカーを売っていたお兄さんが立ち寄って「せっかくなので…!」買って下さり完売しちゃった。よかったー!!

 

 

 

 

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字も汚いし、馬鹿みたいなかたちの☆と馬鹿みたいなかたちの吹き出しになってしまった。金田マステにも雑なしわが入り、どことなく浮かれている感が見える完売POP。

 

 

売切れたあとは友人とまたコミティアを回っていくつか購入。ついついかわいいものやおもしろそうなものを買い、当初の予定より普通にお金使っちゃった。

 

 

 

↑目当てのものも買えてとても満足…。

 

というわけで、わたしのコミティアは終了した。はあ。

 

 

 

 

 

 

そもそも本を作ろうと思ったきっかけは主にふたつあって、一つ目は↑でもちらほらと書いていたけれど「これ描いて死ね」と「メタモルフォーゼの縁側」を読んで、わたしも即売会に出たい、と思ったから。どっちもものすごく好きな漫画で、どちらも登場人物が、自分で作品を創作して、コミティアに出るシーンがある。

 

 

なんでかはわからないのだけど、わたしは昔からいつでも何かをずっと考えていて、それを吐き出して体の外に出さないととてつもなく辛くなってしまう。といっても、辛いことに気が付く方が遅かったくらい、わたしは昔から文章や言葉で自分の感性や考えたことを、自然と気が付かずに表現していた気がする。小学生のときはとてもとてもはずかしいポエムみたいなものとか、意味の分からない設定の小説とか、そんなものばかりをそのときは恥ずかしがらずにバンバン書いていた。楽しかったから、好きだったからだと思う。そういえば初めて大人に文章をほめられたことも小学生のときだった。小学生のときに通っていた塾で、先生に作文はいつもほめられていたので、調子に乗っていた部分もある。だんだんそれが恥ずかしくなって、自分の文章に自信がなくなって、まわりの目が気になりはじめてきた。それがいま思えば年齢をかさねるということだったのだ。

 

 

何度もこのブログでも、そもそも今回作った本の中でも言っているけど、ずっと本や漫画を読んでいる。べつにたくさんじゃないけど、ずっとやめていないしやめられないことだ。だれかの物語や経験は、自分のものじゃないのに、こんなにもきれいな言葉や、やさしさがこの世に存在していると思うと、自分が慰められるような感覚がするから。

そして幸いにも、わたしの友達はみんな漫画を読んだりすることが好きなひとたちだった。だから、自分がなにかの創作物を語ることに、興味がなさそうな反応をしたり、一定の距離をとったりするひとたちじゃない。年齢や性別も関係なく、好きなものを好きと言うことが絶対的に恥ずかしくない、でもときどきなんだか後ろめたかったり苦しいことがあるということをわかっていたり、理解しようとしているひと、何かを一生懸命に好きなことを自然と肯定してくれるひと。そんな友達の影響もあり、わたしは文字を書き続けている。

 

 

「これ描いて死ね」も「メタモルフォーゼの縁側」も自分の選んだ大事なものを大事にできることで、登場人物が肯定されることが本当にどうしようもなく素敵だと思う。そしてその好きなこと、大事なものを自分自身でも創るということ、創ることで誰かとつながれたり、また誰かに小さくても影響を与えたり、関係や未来が変化していくこと。それは、この最悪な世のなかで、わたしにとってに一筋の希望みたいに見えた。好きだから、わたしも、わたしの手段で何かを創りたいと思った。

 

 

しかしそれにしても書いているときは、(なんか…こんな文章でいいのか…)とか(こんなにお金かけて同人誌作って、しかも自分のことばっかの話、自意識が改めてやばいキモイ)とかずっと考えていたのに、正直書き終わって振り返ってみたら、書くことがきっととても楽しかったのだと思う。うららが、自分で描いた漫画を印刷所に入稿しに行って”楽しかった”と気が付いた気持ちと、自分の気持ちがリンクしたようで、なんだかまんまと創作の楽しさに気が付いて少し照れ臭かった。

 

本が納品されたときは、本当にうれしくて、驚いた。こんなにうれしいんだ、というかこんなにきれいに製本してくれるんだ。すごい。自分でこの厚さ本の文章を書いたんだ、とかなり浮かれてしまいました。全然たいしたことでもないのかもしれないけど、わたしがそう思ったから、いいのだ。

 

 

 

あと、本をつくった理由のもうひとつは、ここ一年くらいでいろんな読者のかたに文章をほめていただいたり、感性をほめていただいたりするコメントやらDMやらをいただいたから…です。それで調子にのったけど、この調子の波にのらないと自分を肯定できなかったから、やってしまいました。でも本を買いたいと連絡くれたり、実際に買いに来てくれた方のおかげです。自分の本、やっぱり作ってみてもおもしろいとか良いとか思ってもらえる自信が本当にないです!でも、楽しくて嬉しい経験ができました。ありがとうございました。

 

 

 

これからもぼちぼち書いたりするかとおもいますが、よろしくおねがいいたします。

 

 

 

(あ、ちなみにこんなこと言っといて、作った本の中でわたしが気に入ってる文章は「ミセスグリーンアップルごめん」です。)